映画 Wall Street 1987 感想
一番好きな映画10選の一つ
この孫氏の兵法のシーンいいね。“Every battle is won before it’s ever fought.” ”全ての戦は、始まる前に勝敗は決まっている” 日本語では、『敵を知り、己を知らば、百戦危うからず』でしょうか。
物質主義vs精神主義
ゲッコーとバートの父が対照的な事を言ってるシーンが印象的だった。 金を求め続けるゲッコー。終わりは無いらしい。これはゲームなんだよ。
Bud Fox: How much is enough?
Gordon Gekko: It's not a question of enough, pal. It's a zero sum game, somebody wins, somebody loses. Money itself isn't lost or made, it's simply transferred from one perception to another.
対して、ラストシーンでインサイダーで捕まったバートが裁判所に行くシーンで父親に
"Stop going for the easy buck and start producing something with your life. Create, instead of living off the buying and selling of others."
父親：「人生で何かを想像しなさい」
この映画は、「物質主義vs精神主義」の事を言ってるのかと思った。 金や家、ボートのようなモノでは心は満たされない、 人生で満足のいくモノを作りなさいと、言ってるのかな？ それとも、何かを創造しろって言ってるのかな？
金融で社会貢献？
株屋のゲッコー：「俺が何を創っている？所有するだけだ。その俺達が社会を動かす」「この国の富の50%を俺のような人口の1%が独占している」
"I create nothing. I own. We make the rules, pal. The news, war, peace, famine, upheaval, the price per paper clip. We pick that rabbit out of the hat while everybody sits out there wondering how the hell we did it. Now you're not naive enough to think we're living in a democracy, are you buddy? It's the free market. And you're a part of it."
証券会社は、なにも生み出さない非貢献な職業なんだなって思ったけど、実態経済の需要を引き出させてるから意義深い職業だなと思った。しかしながら同時に、業務上で価値を生み出さない職業だなとも思った。直接的に何も産み出していない者が世を支配している現状はおかしいかな？富の分配って意味ではおかしいけど、その層を否定出来るかな？ま、それが資本主義の到達点なんだろうね。だから、これで良いんだよ？
